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4話 未解決


ーシム州高校ー

白雪「え・・・どうして・・・」

白雪(学校には忘れてなかったはず・・・)

クスクスッ

白雪「・・!!?」

「やめな。バレるでしょ?」

「いいのよ。ワザとやってるんだから。だってあの子何しても何も言わないんだもの」

(今日も休日を満喫してやったぜんふふ~♪)

ピロン♪

(白雪ちゃんのお兄さん?どうしたんだろ)

 

こんにちわ。藤堂です。

今日妹の鞄が見つかりました。

ご心配おかけしました。

 

こんにちわ。

鞄見つかって良かったですね👜

私も安心しました。

中の物は大丈夫でしたか?

 

中身も無事です。

斑鳩さんにはお世話になりましたので

近いうちにお礼をしたいのですが・・・

 

お気遣いなさらず💦

それより今後ご近所同士

仲良くしてくださると嬉しいです😊

 

(それにしてもマメなお兄さんだな~(笑)やっぱ白雪ちゃんに似てるのかな。凄く真面目そう)

(ちょっと・・・会ってみたいかも)

日向(あ・・・)

だってあの子何しても何も言わないんだもの

感情のないお人形みたいで気持ち悪い

白雪「・・・・・・」

日向「白雪ちゃん♪」

              白雪「斑鳩さん!お仕事帰りですか?」

日向「今日は休み♡」

              白雪「・・・そうですか」

日向(何か、元気がない?話しかけない方が良かったかな)

日向「まだ寒いから風邪ひかないようにね。じゃあ・・・」

                    白雪「あ。あのっ!」

日向「ん?」

                    白雪「少し・・・お話し聞きたいです」

日向「いいよ?お話って?」

              日向「そっかあ・・・そんな事があったんだ・・・」

白雪「その人達は始めは話しかけてくれてたのですが、突然変わってしまって。私無意識に何かしてしまったのかなって・・・でも分からなくて」

              日向「分からないなら聞いてみないと」

白雪「それは・・・」

              日向「始めは話しかけてくれた。ということは白雪ちゃんと友達になりたいからでしょ?」

白雪「そうでしょうか・・・」

              日向「じゃないとこっちの人は話しかけてこないよ~。で突然変わって嫌がらせをしてきた・・・白雪ちゃんは何も言わないから分かる用にワザとするなんて。それって白雪ちゃんに文句でも言って欲しいんじゃ?」

白雪「そんなこと言ったら余計嫌われちゃいます・・・!」

              日向「思った事言って見たらいいんじゃないかな?」

白雪「そんな」

白雪「私は波風立てずに出来れば・・・」

日向「言えない、穏便に済ませたいというのは凄く分かるよ。私も昔そんな事があったから」

白雪「斑鳩さんも?斑鳩さんはその時どうしました?」

日向「私は・・・私も楽な方の流れに任せたの」

白雪「何も言わなかったんですか?」

日向「初めは言ったしどうしてか聞いたんだけど・・・途中であきらめたの」

日向「そしたら何もなくなっちゃった」

「友達も大切な人も」

日向「後悔するぐらいなら納得いけるまで行動した方が良い」

日向「でも私も出来ないときもあるから説得力はないかなw場合によっては白雪ちゃんの選択は妥当だと思うけど、その子には言った方が良い気がする。と、アラサーおばさんは経験からそう思うのですw」

                    白雪「斑鳩さん若いじゃないですか~」

日向「ティーンの若者に言われてもwww白雪ちゃんと一回り近く違うよ?」

                    白雪「すみません💦一回り・・・じゃあお兄ちゃんと歳近いですね」

日向「そうなの?結構歳離れてるんだね」

                     白雪「そういえば、兄がお礼したいっていってました」

日向「今日メール来たよ。白雪ちゃんの鞄見つかったって報告と一緒に。メールでも送ったけど、気を使わなくてもいいですって伝えてもらえるかな?」

                     白雪「それは無理だと思います。諦めてください」

日向「諦めてってwwwwそういうと事はハッキリ言うんだねw」

                     白雪「はい!お世話になったので」

日向「ハキハキして宜しい!wじゃないよwww」

                     白雪「ふふふっ斑鳩さん面白いです」

日向「面白くないよ~白雪ちゃんその調子でぶつかっていきなさい」

                     白雪「ん~うふふ」

日向(流したなw)

 

「遅い!」

日向「ごめんね。で、どうしたの?」

「・・・・・・・」

クスッ

「夕日が綺麗だから何となく呼んでみただけ」

日向「いや・・・だっ・・・やめて・・・」

日向「どうして・・・こんな・・・うぐっ・・・」

日向(苦しい・・・!息がっ・・・できない)

日向(殺される・・・!?)

                             グイッ

               日向「どうして・・・こんな酷いことするの?」

「どうして?日向ちゃんがムカつくからに決まってるだろ。顔を見ているだけでイライラする」

               日向「じゃあ見なきゃいい!」

「そういう訳にはいかないんだよ。分かってんじゃねーの?俺がこうする理由を」

「分かってんだろ?」

日向「白雪ちゃんも藤堂だっけ・・・」

「藤堂・・・とうどう・・・」

(似ているような、似てないような)

(いや、白雪ちゃんはあんな怖い顔してないし)

日向(考えるのはやめよ。昔の話なんだから・・・でも・・・)

日向「大人になってからずっと手が震えるのなんてなかったのにな・・・」

トントントンッ!

日向「は~い!」

                    白雪「斑鳩さ~ん!白雪です~」

日向「はいは~い今出ま~す」

                          日向「どうしたの?」

白雪「夕食たべちゃいましたか?」

                          日向「まだだよ?少し休んでから作ろうかなって」

白雪「よかった~」

                          日向「?」

白雪「これから外食するんですか、斑鳩さんも一緒にどうかなって兄が」

日向「例のお礼かな(笑)」

白雪「はい!行きませんか?」

                     日向「でも・・・なんか悪いなあ・・・」

白雪「お世話になったので遠慮しないでください。それに私も斑鳩さんとお食事したいです」

                  日向「ん~・・・」

白雪「いや・・・ですか?」

日向(くっ・・・可愛い!!!)

日向「じゃあ、ご馳走になっちゃおうかな♡」

白雪「うふふやった♪」

日向(ちくしょう・・・可愛すぎて連れ去りたい・・・!)

白雪「お兄ちゃん~。斑鳩さんOKだったよ♡」

「だろうな。こうでもしないとお礼させてくれなさそうだからな」

白雪「何か感じ悪いよ?どうかしたの?」

「気のせいだろ?で、上の階の斑鳩さんは?」

白雪「今来るよ~」

「そうか」

白雪「こっちに来てから外食なんて初めてだから楽しみだねっ」

藤堂「遅ぇ・・・」ボソッ

白雪「女性なんだもん少しくらい時間かかるよ」

白雪「む~お兄ちゃん聞いてる?」

「はいはい」

日向(どうして)

日向(身体が重たい・・・動けない)

「ここに居たのかw」                                 ゾクッ

                        日向「あ・・・」

「大丈夫?」

「体調悪い時に無理に誘ってしまってごめん。今日は止めとく?」

                       日向「大丈夫・・・で・・・す・・・」

「それなら良かったでも無理はしないように」

                       日向「あの・・・」

「ん?」

日向「・・・藤堂・・・」

日向「中学の時同じクラスだった・・・藤堂光くん・・・だよね?」

藤堂「覚えててくれたんだ?白雪から上の階の斑鳩さんの話を聞いてもしやと思ったけど」

藤堂「やっぱり、日向ちゃんだった」

嫌な予感が

当たってしまった

(やっぱりって・・・確信して誘ったのか・・・)

 

中学時代に日向を虐めてた藤堂との再会です。

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